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ご挨拶

第二次世界大戦終結から70年を迎え、北東アジアにおいては、南京大虐殺の世界記憶遺産への登録、慰安婦問題をめぐる動きなど歴史問題がますます深刻になっています。また、ヨーロッパ、中東では難民が大きな問題となっています。

日本では、安保法制の成立にともない憲法をめぐる議論が高まり、沖縄の米軍基地移設問題などが大きな問題になっています。さらに、ヨーロッパでは受け入れが続いている難民を、日本が全く受け入れていない現状がクローズアップされています。

米国・露国・中国の3大核大国の結節点である朝鮮半島の対岸に位置する出雲は、古代日本発祥の地のひとつといわれ、悠久の昔から、人の出会いによって新たな価値を創造し続けてきた「縁結びの国」です。この地から、共感のステージをととのえ、対立を統合・発展に導く「新しい和の文化」によって、世界の「終戦」をめざす時を迎えています。

今、私たちに、未来責任を果たす究極の見識が問われています。
出雲から沖縄、そして女性初のノーベル平和賞受賞者であり、第1次世界大戦前のベストセラー小説『武器を捨てよ』の著者、ベルタ・フォン・ズットナーの像が生まれたヨーロッパから世界平和への潮流を生み出すことをめざして、昨年11月の「八雲立つ 出雲から陽が昇る」に引き続き、シンポジウムを開催いたします。皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしています。

小松電機産業株式会社 人間自然科学研究所
小松 昭夫


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ゲスト

イップ常子
1949年、広島市生まれ。1973年、ウィーン大学へ留学。
2001年、オーストリア公認国家ガイド資格取得。
オーストリアと日本の懸け橋として、主に相互の文化交流イベントをはじめオーストリア国内、チェコ、ハンガリー、スロバキアなど近隣国への観光案内・通訳を従事。
趣味はウィーンならではの民族衣装の裁縫、磁器の絵付け、ザッハトルテ等のケーキ作り。
村尾靖子
1944年、山口県生まれ。4人の子育て中に執筆開始。
ノンフィクション『クラウディアの祈り』(ポプラ社)がテレビドラマ、舞台でも話題になる。
読み物作家に『命を見つめて』『草原の風になりたい』(ともに岩崎書店)、絵本の作品に『おじちゃんせんせい だいだい だーいすき』(今人舎)『クラウディアのいのり』(ポプラ社、第14回日本絵本賞読者賞受賞)などがある。
1994年、島根県文化奨励賞受賞。島根県江津市在住。
パネルディスカッションメンバー

プログラム

13:00 ~ 13:20 オープニング 主催者挨拶:小松昭夫
13:20 ~ 14:20 講演 イップ常子 (オーストリア公認国家ガイド)
『ベルタ・フォン・ズットナーの足取りを辿って』
14:20 ~ 14:30 絵画除幕 舟木美代子 日本画「意宇川切通し」
14:30 ~ 14:50 講演 村尾靖子 (作家)
『本は世界の共通語 ―本で繋ぐ世界を夢見て―』
14:50 ~ 15:00 休憩
15:00 ~ 16:30 パネルディスカッション コーディネーター:磯江公博(人間自然科学研究所監事、株式会社エナテクス常務取締役 兼 経営戦略本部長)
コメンテーター:小松昭夫(人間自然科学研究所理事長、小松電機産業株式会社代表取締役)
パネラー:
イップ常子(オーストリア公認国家ガイド)
村尾靖子(作家)
中村新一郎(島根大学名誉教授)
佐藤京子(八雲志人館会長
16:30 ~ 16:40 休憩
16:40 ~ 18:00 交流会 演奏 ないちゃーれきおーず(沖縄曲ユニット)